おかえり!

 

先日、闘病中の某有名人さんのブログで紹介されていた絵本

「チャーリー・ブラウン なぜなんだい?
ーともだちがおもい病気になったときー」
(著:チャールズ M.シュルツ, 翻訳:細谷 亮太)

を読んでみました。

簡単に内容を説明しますと、
友達が病気になった時、その周りの友達はどう行動するか。
辛い闘病をしている友達の気持ちを
わかってあげるコトの大切さを伝える話なのですが、
これ以上はネタバレになりますから、詳しい内容な書きませんね。

感想を一言…

ええ話やった。。。

涙腺ゆるみますわ。(なぜかこの口調・笑)

 

「なぜなんだい?」

というタイトルは深いです。

自身が病気と出会った時も、
何度か己に「なぜ?」「どうして?」と問いを繰り返しました。
答えなんて無いし、誰からも返ってこないのですが。
心配してくれる家族や周囲からも、
この言葉を何度か耳にしました。

ストーリーは重いテーマですが、
とても優しさに溢れた絵本でした。

登場人物の発する言葉の数々に
ドキッ!となり、心に残りました。

病気とは?友達とは?勇気とは?
色々と考えさせられました。

最後に…少し話が逸れつつ、ネタバレになりますが…(汗)
(って、かなりのネタバレです!すみません…)

長い闘病を乗り越えた登場人物が、
学校にまた再び登校した時に、友達が言いました。

「おかえり!」

「君のいない、空っぽの席を見るのが、とっても辛かったよ」

うぅ…ええ、友達や…

病気と闘っている人にとって、
家族でも、友達でも、職場の同僚でも、
自分のコトを思って、待っていてくれる人の存在や
また以前と同じ場所に戻るコトが出来る存在があるコトは、
気持ちの励みになり、とてもありがたいコトだと思います。
私はそうでした。

おかえり!

あの時、そう言ってもらった時のコト、
今でも思い出すと、胸がキューッとなります。

ハートの言葉をかけてもらった、あの時、
ジーンッと痛い程感じた、
何とも言えない、ハートの奥のその気持ち、

いつまでも、大切にしたいです。

 

 

2016-03-19

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です